こんにちは、Shioriです。
塾講師になりたての方が最初に悩む問題は、生徒とのコミュニケーションの取り方ではないでしょうか。これは家庭教師にも共通する悩みですよね。
私が一番最初に塾講師として担当した生徒さんは、 中学3年の女の子。はじめて会った日は、個別塾のブースの中、お互い沈黙が多く、気まずい時間が多かったことを今でもよく覚えています。
今回はそんな私の経験から、生徒とのコミュニケーションの取り方や注意点、そしてコミュニケーションの必要性を解説していきます!
生徒とのコミュニケーションの取り方
私が塾講師、家庭教師バイトをしていた頃に、意識的に取り組んでいたコミュニケーション方法は、主に5つあります!
1)初回授業であれば、まずは自己紹介
生徒さんにとって、自分を担当する教師がどんな人なのかわからない、これほど怖いものはないですよね。
そこでまず、教師である自分の自己紹介から始めてみましょう。
時間があるようであれば、自己紹介の話題として、好きな食べ物や、芸能人、趣味などを話してみるのはいかがでしょうか?生徒さんと共通の趣味が見つかれば、それだけでグッと距離が縮まります!
初回の授業以降も、授業の導入部分で自分が最近夢中になっていることなどを話すと、生徒さんにとって、教師であるあなたをより身近な存在に感じてもらえると思います。
実際に私は毎回「今日は授業に来るまでにこんなことがあってね・・・」といった話をしていました。
2)雑談する(ブレイクタイムを設定する)
授業の導入や、中盤に雑談する時間(ブレイクタイム)を作ってみましょう。
学校で流行っていることを聞いたり、悩みを聞く時間でもいいかもしれません。
生徒さんが自分から話したいと思ってもらえるような、そんな雰囲気を作れることがベストです!
3)生徒と競い合う
授業の中に、生徒と競い合う時間を入れてみましょう。特に小学生ぐらいの生徒さんに有効なコミュニケーション方法です。
当時私が取り入れていたのは、授業冒頭での「計算早解き対決」
塾のホワイトボードをいっぱいに使って、生徒と一緒に計算問題の早解き競争を行っていました。
ここでの勝ち・負けは関係なく、一緒に授業を盛り上げる体験をすることが大切です。
4)生徒から悩みを共有してもらう
家庭教師であればご家族から、塾講師であれば生徒情報から、ある程度の情報を得ることはできますが、生徒さん本人の悩みは本人から聞かないことにはわかりません。
特に担当する教科や勉強について、生徒さん本人から今一番困っていることや悩みを共有してもらいましょう。
打ち解けないうちは厳しいかもしれませんが、雑談などで雰囲気づくりをしてから、「最近この教科でこまっていることある?」など、投げかけをしてみましょう!
5)目標を設定する
長期的な目標はもちろん、短期間でも目標を設定することをおすすめします!
例えば、
- 今日の授業ではこれを理解して帰ろう
- 今週はドリルを◯ページまでやってみよう
- この一文が自力で解けるようになるまで頑張ってみよう
など、小さい目標かつ具体的なものがおすすめです。
そして何よりも大切なのは、生徒さんに成功体験を与えることです。成功体験は、生徒さん自身のやる気やモチベーションアップに繋がります。
ここまでは生徒とのコミュニケーションの取り方についてご紹介してきましたが、その際の注意点はどういったものがあるか、解説していきます!
生徒とのコミュニケーションを取る上での注意点は?
できるだけ生徒の目を見て話すこと
少し恥ずかしいかもしれませんが、できるだけ生徒さんの目を見て話すようにしましょう。
あなたが生徒だとしたら、自分の目をまっすぐ見て話してくれる先生の言葉って響いてきますよね。
もちろん、終始目を見て話すと逆に威圧的な印象を与えかねないので、そこは注意しましょう。
生徒の話はよく聞くこと
教師から一方的に授業を進めるのではなく、生徒さんの話をよく聞きながら授業を進めるようにしましょう。
生徒さんからの発信はなくても、例えば「問題を解くペンが止まっている」などのサインは見逃さないようにしましょう。
「難しくてわからない」「もう一回説明してほしい」という気持ちの表れかもしれません。
威圧的な態度をとらない
生徒が話しやすい雰囲気を作るために、威圧的な態度をとるのはやめましょう。
できるだけ生徒と同じ目線で一つ一つの問題に取り組むのがベストです。
私の場合、教師というより生徒さんと歳の離れたお姉さんのような感覚で接していました(笑)
授業の時間を楽しむ
できるだけ教師であるあなたが楽しいと思えるような授業をしましょう。
「勉強が大好き」という生徒さんは少ないかもしれませんが、生徒さんが授業に対する苦手意識をもたないようにするためにも、まずはあなたが授業の時間を楽しむようにしましょう!
やらされ感でやっている先生の授業って、面白くないですよね・・・!
なぜ生徒とのコミュニケーションが必要なのか?
そもそも授業をするにあたり、生徒のコミュニケーションは必要なのでしょうか?
結論からいうと、生徒とのコミュニケーションは必要です!おそらく、一番大事といっても過言ではありません。
学校の先生でも生徒とのコミュニケーションがない先生は、まずいないですよね。
ではなぜコミュニケーションが必要なのか、それは「生徒との信頼関係を構築するため」です。
生徒とのコミュニケーション方法として、「目標を設定する」という方法をご紹介しました。
生徒が目標を設定した時点で、生徒と教師は一緒になって目標に向かって努力する、いわば小さなチームとなります。
チームが結果を残すために必要なもの・・・それはチームワークですよね。
このチームワークを高めるのが、生徒と教師の信頼関係なんです。
例えば、学校の体育祭やイベントで、好成績を残すクラスの特徴として抜群のチームワークがありますよね。
私は、生徒と教師もこれと同じだと考えています。
チームワークの構築は、塾講師や家庭教師といった、生徒と一対一で向き合う仕事の面白みでもある一方で、大変なことでもありますね。
まとめ
この記事では、私の経験から学んだ生徒とのコミュニケーションの取り方や、注意点をご紹介いたしました!
残念ながら、生徒との信頼関係、そしてチームワークを1日で構築することはとても難しいことだと思います。
もしかしたら、始めて顔を合わせた日は少し気まずい時間が流れてしまうことがあるかもしれません。
少しづつ信頼関係を構築し、チームワーク抜群の生徒と教師になっていけたら良いですね!
今回もお読みいただきありがとうございました!
